シンプルなブラウザ内のオンライン↙エディタ
iD のスクリーンショット
- 概要
- オンラインエディタです。
- 長所
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- www.openstreetmap.org の編集タブで用いられる現在の標準のエディタであり、ウェブブラウザから使えます。
- ウォークスルー機能を持ち、新しいOSMの編集者がすんなりと使い始められるように設計されています。
- 開発は現在も進行中であり、特にユーザーの使い勝手への改善に努めています。
- Potlatchとは異なり、Flash プラグインを使っていません。全て JavaScript で書かれており、最近のたいていのウェブブラウザから使えます。
- タグの編集時にエディタでウィキのヘルプを直接表示できます。
- 独自の航空画像を利用できます。
- 開発がとても活発です。
- エディタ内で Mapillary の写真が直接利用できます。
- Strava Slide は iD の分岐版で、 OSM ユーザーが Strava のユーザーが記録した数百万の GPS にアクセスして、曲がりくねった道路や道をとても詳細にマッピングできるようになります。
- 短所
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- (JOSM を使いこなしているような)パワーユーザー向きではありません。また、デスクトップアプリのような高速さを求めるような人向きでもありません。
- Potlatch 2 や JOSM と比べて CPU への負荷がかかるので、非力な CPU やブラウザでは遅れが頻発します。
- ズーム・移動をするとマップを読み込もうとします。 (流れるようにはいきません)
- インターフェースが OpenStreetMap の通常の用語と異なっており(「ノード」、「ウェイ」の代わりに「ポイント」、「ライン」が使われている)、混乱や編集事故を生むおそれがあります。
- オフラインでは使えません。
Potlatch 2 のスクリーンショット。下絵に画像を表示している。
- 概要
- Flash によるオンラインエディタです。
- 長所
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- [編集]タブのドロップダウンの矢印からすぐ利用できます。
- iD (上記)に先行して、 Potlatch も初心者向きに設計され、その場で編集するのがたいへん簡単です。
- 別レイヤーで GPS 軌跡を表示します。
- ベクタ形式の下絵や、熟練者向けのマージ・分離機能など、高度な機能がいくつかあります
- いくつかの航空写真の下絵が設定済みであり、独自の TMS 画像も設定できます(利用許諾を確認してください)
- 短所
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- ブラウザに Flash プラグインが必要です(Microsoft Edge ブラウザでは設定で Flash を有効にします)
- ID と同様に、パワーユーザー向きではありません
- デスクトップクライアントのように早く円滑に動作しません
- オフラインでは動作しません
デスクトップ↙でオフライン↙のもの
写真マッピング機能を表示している JOSM のスクリーンショット。
- 概要
- JOSM は豊富な機能と幅広い編集のスタイルに役立つツールを提供しています。 GPX トラックをハードディスクから読み込むことも、 OSM からダウンロードすることもできます。トレース用の背景画像として航空画像を簡単にダウンロードすることができます。 JOSM は写真マッピングや audio mapping にも対応しています。編集を終えたら、 OSM にアップロードすることができます。
- 長所
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- 素早い流れる様な移動と拡大縮小。超精密なマッピングのために、ほぼ無限にズームができます。
- 細かく設定ができ、 プラグイン、地図スタイル、プリセット、検査ルールで拡張することができます。
- 変更セットのリバートなどの、拡張編集機能があります。
- 豊富な航空画像やサードパーティーの GPS 軌跡がトレース用の背景として直接利用できます。独自の TMS, WMS, WMTS による航空画像を加えることもできます(利用許諾を確認してください)。
- アップロード前によくあるマッピングエラーを検出する検査機能を内蔵しています。
- ダウンロードしたデータファイルを使ってオフライン作業をすることができ、ローカルの写真や GPX ファイルを使って作業できます。
- タグがユーザーに直接表示されます。多くのタグは「プリセット」によって認識され、説明、多国語化したフォーム、タグについての OSM ウィキページへのリンクを表示できます。
- 開発がとても活発です。バグが頻繁に修正され、新機能が追加された新しい安定版が毎月のようにリリースされています。
- 短所
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- インターフェイスの指型ポインターの扱いになれるのに時間がかかります。
- オンラインのものとは異なり、実行するにはソフトウェアをダウンロードする必要があります(「Java Web Start」という選択肢もありますが)。
- 動作に Java 8以上が必要です(多くの人には大きな問題はありません)
- タグ編集時にヘルプテキストがありません
Merkaator のスクリーンショット
- 概要
- Merkaartor は GNU General Public License の下で利用できる OpenStreetMap 用のフル機能のエディタで、 Qt ツールキットを使って開発されています。
- 長所
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- 道路などのマップフィーチャーを半透明で表示するなど、ユニークな機能があります。
- 直観的なユーザインタフェース
- バイナリーがWindows, Mac OS X そしていくらかの Linux プラットフォームで手に入ります。その他にはソースコードが使えます。
- Bing やその他の WMS/TMS の供給元から簡単に衛星画像を設定できます。
- カスタマイズ可能なタグスタイル
- 描画された地図を SVG またはビットマップとして保存できます。
- 短所
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- Merkaartor の開発はややゆっくりで、バグ修正や新機能はソースを入手しなければ利用できません。
- 利用者が少ないです。開発者コミュニティも小さいです。
- 読み込まれた GPS の測位点が多いと遅くなります。
モバイル用
- 概要
- Vespucci は Android 向けの唯一の完全な OpenStreetMap エディターで、2009年から開発が行われて提供されています。
- 長所
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- 移動しながら使えます。
- 小さな画面(スマートフォン)から大きな画面(タブレット)の Android 機器に対応した OpenStreetMap のフルエディターです。
- (もしあれば)キーボードとマウスによる編集に対応しています。
- ノード、ウェイ、タグ、リレーションの作成や編集ができます。
- Imagery Offset Database への対応を内蔵しています。
- メモリに依存することなく全ての編集ができます。
- タグやリレーションのレベルの差分まで全ての編集の差分を表示できます。
- データセットを事前にダウンロードするとオフラインでの編集ができます。
- 短所
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- UIは少し時代遅れに見えることがあり、使用するには不格好/不可解な場合があります。
- routesのような大きなリレーションの編集には理想的ではありません。
- 現時点では組み込みの履歴機能がなく、ブラウザから osm.org の履歴を見る必要があります。
- データセットの事前ダウンロードをしておらず、モバイルデータの範囲が悪いと編集が停止します。
Go Map!! - ウェイのオブジェクトを選択した状態
- 概要
- Go Map!! は OpenStreetMap のデータの作成や編集ができるiOSアプリです。Go Map!! はノード、ウェイ、エリアの編集と任意のタグ付けができます。
- 長所
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- 移動しながら使えます
- すっきりしているが強力なUI
- ロードの速度を改善するためにフィルタリングができるオブジェクト
- iD のプリセットライブラリを使用できます
- 編集時に画面の回転を制限できます
- 画像・OSMデータ、GPXトレースなどのキャッシュクリア機能
- OSM dataのダウンロードを常時行います
- 短所
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- キャッシュが大きくなるとリソースを集中的に使用します
- ほとんどのリレーションを編集するには使いにくいインタフェース
StreetComplete - 通り名がないことに対する質問の表示
- 概要
- StreetComplete は特定の情報を簡単に追加できます。
- 長所
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- 移動しながら使えます
- 定義済みデータの追加が非常に簡単です。ユーザは簡単な質問に答えることで近くにある地物を確認できます。アプリはタグ付けと編集の全体を処理します。
- メモを作成できます
- クエストと地図がキャッシュされ、ネット接続がなくても編集できます
- 短所
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- 汎用的な目的の編集はできず、定義済みのデータの追加とメモに答えることしかできません
- 概要
- POI を追加、削除、変更できるナビゲーションアプリです。
- 長所
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- 完全にオフラインです
- 比較的シンプルなユーザーインタフェースです
- メモにも対応しています
- 短所
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- ノードと閉じたウェイの編集しかできません
- オフラインであるということは、タイムラグがあるということです。ダウンロードした地図が古い場合や、ユーザーが変更をアップロードするのに時間がかかることがあります
- dataview での編集ではなく、 mapview での編集です。そのため、そこにあるものを追加してもレンダリングされないことがあります。
- ふつう、下絵に衛星画像を利用できないので、 POI が実際の位置から離れてしまう可能性があります。
地理情報システム(GIS)
- 概要
- ESRI が OSM データ編集のためのプラグインをリリースしました。
- 長所
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- GIS プログラムのデファクトスタンダードです
- とても包括的な GIS 機能を持っています。
- 短所
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- 商用ソフトです
- "ArcGIS for Home Use" では1年契約で100ドルかかります
- ArcGIS 10 でしか動作しません
- リレーションの編集に対応していません
関連項目
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